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2021/10/5 「きょうの日経サイエンス」の記事制作に協力しました。

「きょうの日経サイエンス」の記事制作に協力しました。

The Patapoutian Labで多くの研究に携わった野々村先生(現 基礎生物学研究所)の、生き生きとしたコメントも掲載されています。

2021年ノーベル生理学・医学賞:温度受容体と触覚受容体の発見で米の2氏に

今回の受賞の対象になった機械受容チャネルPiezoについて、Piezo 2 チャネルを介したメルケル細胞の触覚センサとしての仕組みをJT生命誌研究館のウェブサイトにて解説していました。今回のノーベル生理学・医学賞のPiezoチャネルに関するquick recapにどうぞ。2014年は3つのラボが同時にメルケル細胞の謎を解明した歴史的瞬間だったのでした。高度な触覚センサとして活躍する小さな細胞 | JT生命誌研究館

Ardem Patapoutian先生と共著の論文をNatureに掲載していたので、2021年度のノーベル生理・医学賞のページにも、名前を掲載していただきました。Merkel cellからあそこまで美しいMechanosensitive currentを計測したのは、2014年当時(初めての計測は2013年2/14 Valentine's dayの午前2時頃@NYCでした)、僕の右に出る人はいませんでした(それくらい、研究内容が専門的でもありました)。Stanford大学で教鞭を執っているMiriam B. Goodman先生(Goodman Lab)が、北米生物物理学会(BioPhysics)の年次大会でearly dataを2014年に発表したときに、門外漢の研究者である僕を褒めていただいたことは本当に嬉しかったです。

次は自らのノーベル生理・医学賞を皮膚科学分野で獲得できるよう、これからも研究に精進してゆきます。

The 2021 Nobel Prize in Physiology or Medicine (https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2021/summary/)